今日は理解しているようで意外と理解できていない方も多い「実質金利」について解説していきます!!
結構ニュースとかモーニングサテライト、ワールドビジネスサテライトを見ていると出てくるこの「実質金利」、、、
果たして「実質金利」は具体的にどのようなもので、どういう見方をすればいいのか説明していきたいと思います♪
「実質金利」を覚えよう!!
実質金利って何??
実質金利を式にすると、、、
実質金利=名目金利ーインフレ率
となります!
これを言葉説明すると、、
「実質金利は名目金利からインフレによって減価してしまう通貨の価値を差し引いた金利」
となります!物価上昇分は名目金利に入っているからその分は差し引いて考えようね!ということですね♪
具体例で理解しよう!!
例えば満期1年の額面100円の国債を金利1%で買ったとします!
その時ハイチュウ(これはなんでもいいですw)が1本100円でした。
1年後購入した国債は元金100円と金利1円の合わせて101円で返還されました!
ハイチュウをその人は買いに行くとなんと値段が102円になっていました!!
その人は結局買うことができず帰宅することとしました、、、、
つまり物価上昇が国債金利よりも進み過ぎていたため実質金利がこれはマイナスだったということになります。
これは1年後にもし返還される金額が今買える量よりも多くなるということであれば「実質金利はプラス」
買える量が今お金を消費したほうが多く買い物できるということであれば将来の貨幣価値はマイナスのため「実質金利はマイナス」
となります!
なんとなくイメージはつかめましたかね???
「実質金利」ってどのように使うの??
これは「国の金融政策がどちらに向かっているのか??」がとてもわかりやすくなっています!(賢人の言葉でも実質金利を見ていれば政策の方向性が明確に見えるという言葉もあるくらいです。)
つまり実質金利がマイナスであれば金融緩和路線、プラスであれば金融引き締め路線ですね!!
これは通常の金利の考え方と同様でマイナスということはお金が借りやすい状態を示しているため、消費を刺激する効果があります!
投資する上でどのように考えればいいのか??
結論は「実質金利」がマイナス圏に入っていく段階で、資源関連銘柄やコモディティを投資対象として検討すべきとなります!!
これは先ほどの説明したように「実質金利」がマイナスということになると消費が刺激され景気は上向きになりやすい状態を示しています!
ということは資源を利用する(特に工業で利用される工業系)ためにコモディティの価格が上昇しやすい傾向があるんですね♪
あくまで中期的なお話ですが、今度景気が後退した後実質金利がマイナスになってくれば、この投資対象を検討してみてはいかがでしょうか??
また「実質金利」がプラスの場合は今後金利が低下するということは想像しやすいため投資対象は「債券」になりますね!
「実質金利」の注意点!
実質金利は名目金利(基本的には各国の国債金利)からインフレ率を引いたものというのは理解して頂いたかと思いますが、では「インフレ率」ってどれを使っているのでしょうか??
ここが問題点であり、後は消費者物価指数(CPI)を使って計算する方法もあればPCEデフレーター、コアPCE等使う場合もあります!
そのため実質金利が一定ではないのは注意点なんですね!
実質金利がマイナスと思いきやこっちで計算すると、プラスになってる、、みたいなことも起こりますのでw
簡単ですが「実質金利」について解説してみました♪
役に立ったらすぐに下記のツイッターで皆さんに教えてあげてくださいね♪
一人でも多くの方が見てくれることを願いながらブログをアップしているsweetstraderでした♪