投資信託の選び方をスイーツトレーダーが徹底解説しちゃいますよ♪
今日はよくサイトとかで「投信は投資(投資信託)の初心者向け!」とか、「投資初心者は投信(投資信託)からスタートするべき!」とか解説で見られるのですが果たしてそうなのでしょうか??
私はそういう文言を見て感じるのが、、、投資の初心者が投信(投資信託)を「買いやすい」ではなく、銀行や証券会社が「売りやすい」からだろ!!と強く思ってしまいます。
筆者もキャリアのスタートは銀行で資産運用担当で、よく投信(投資信託)を販売していました。(かなり強烈なノルマでしたが、必死でこなしていた記憶があります、、、)
しかし銀行担当者でマーケットに詳しい人なんて皆無なんですよね!(まれにいますし、またカスタマーファーストで考えてくれる担当者なんて宝くじ当てるよりも難しいと感じます!)
銀行って融資するところなのに、マーケットに精通する必要はなく「ゼネラリスト」として教育される機関のため、融資したり資産運用したり、ローンしたりと多種多様で広く浅く知識を求められるのが支店の営業マンなんです。
とはいえ「投信(投資信託)」の設計はまとまったお金がないけど、分散投資したい投資家向けに作られていることもあり(最初はそうでしたが今はかなりマニアックな営業員もこの商品の内容詳しくわからないだろ、、的なものも多数存在、、)もちろん投資のスタートとして利用することは否定はしません!
しかし下記のポイントを押さえてから購入を検討するようにしてください!!これは絶対です!!!!
この記事の結論は「銀行や証券会社の営業員から奨められる商品は理解せずに買うな!!」がお伝えしたいゴールになりますので、それを頭に入れて読んでくださいね♪
投資初心者が肝に銘じておくべきポイントと注意点!
投信(投資信託)の投資先の理解、リスクをきちんと理解する!
これはある意味常識というかこれ分からないと買えないはずなのですが、結構人付き合い的なノリで買っていく方って多いんですよね!!本当に危ないです、、、
「この人が言ったから、、」、「信用できる人だったから、、」
ハイダメー!!!こんなの間違えたり損だした人がみんな同じこと言います。しかし営業員は運用担当ではありませんし、世界経済を動かせる人間でもありません!
投資は自己責任ですし、営業員の周りには「数字」、「数字」、そして「数字」が常につきまといながらお客さんと対峙しています!
そのことは十二分に認識して、ある程度自分自身で判断、リスクの大きさ、商品の特性くらいは理解できるように努めましょう!分からければ徹底的に聞いてください!
ちなみに詳しいこと聞かれたら銀行員も分かりません。笑
例えば投信(投資信託)に限らず投資には下記のリスクが必ずつきますが、きちんと理解されていますか?また説明できますか?
信用リスク
- 株 式 投資した会社が破たんするリスク
- 債 券 会社の経営状態や、国の財政状態などにより、投資した債券について債務不履行となるリスク。デフォルトリスクともいう。
価格変動リスク
名前の通り価格が変動する金融商品は常に値動きが伴っているため、売却や保有しているポジションを決済した際に受け取る金額が変動するリスクを指す。
為替変動リスク
外国の通貨で取引される外貨建ての金融商品は外国為替レート〔日本の通貨(円)とほかの国の通貨との交換比率〕の変動により、換金・満期の際、円での手取り額が購入(預入)したときの金額を上回る場合も下回る場合もある。
カントリーリスク
海外の商品で資産運用する場合、その国の信用リスクにも注意が必要なリスクを指す。
このように様々なリスクがありますが、やっていれば普通に馴染みが出てくるので今分からなくても全く心配しないでくださいね!
投信(投資信託)にはどのくらいコストがかかっているのか理解する!
投信っていうのはまとまったお金がないけどある程度リスクを分散したいというニーズから生まれましたが、実際に運用する会社、担当者、事務や経理等のコストは企業のため発生しますし、ある程度利益を出さないといけません!
そのコストって意外とバカにならないんですね!!
ではコストってどのようなものがあるのか見ていきましょう♪
購入時手数料
投信を購入する際に最初だけ発生する費用。
この費用の内、一部が銀行や証券会社等販売会社の利益となる金額となっている。
手数料の幅は0%から4%近くまで商品によって様々。(4%くらい手数料払うくらいなら自分でするわと言いたくなるような手数料ですね。)
信託報酬
1、委託会社報酬
資産運用会社(投信を運用する会社)に支払う報酬
2、販売会社報酬
銀行や証券会社などに落ちる報酬
3、受託会社報酬
有価証券や預り資産の管理を行う信託銀行等が受取る報酬
(※これはある意味必須な報酬であり金額も小さいのでそこまで気にする必要はありません。)
信託財産留保額
信託財産留保額はいわゆる「解約手数料」に該当。保有している投信を解約した時に発生する費用。
(※詳しい説明はモーニングスターのサイト参照https://www.morningstar.co.jp/moneyschool/fund/d22.html)
このように様々な手数料がかかるのはご理解いただけたでしょうか?特に大きいのは「販売手数料」ですね!
ここが特に注意すべきコストになりますので、例えば営業員が
「債券ファンドどうですか??先進国なので値動きも少なく安定してお持ちできますよー。販売手数料は3.14%です。」
ここで違和感を感じないといけないんですね。債券が3%動くのって結構大変なんです、、3%上昇してやっとプラスマイナスゼロですね!
でも案外3%と言われると気!!(ない、、、手数料って怖いものなんです、、、笑
奨められる商品の手数料は必ずチェック!
これはなぜかというと日本の債券に投資するファンドとかはとても販売手数料低いんです、、、そして銀行や証券会社という販売会社に落ちてくる手数料も少ない、、、
つまり営業員へつくボーナス割合も少ないものが多いんですね!!
逆を考えてください!!
奨めてくる商品というのは、、、
「為替リスクあり」
「信用リスクあり」(※最近はハイイールド債券という格付がBB以下に投資するもので倒産確率が急激にあがる債券)
「カントリーリスクあり」(今ならアルゼンチンやトルコですね。笑)
等リスクのオンパレードの商品を営業員は、、、
「これ結構上昇することが期待できて、こんなに大きく動くから上がったとき物凄く儲かりますよね!」と値動きの大きさをあたかもメリットかのように伝える営業トークが横行しています!
普通ひっかからないだろ!って思うんですが、日本人って仲良くなると買っちゃうんですよね、、笑
色々記載しましたが、もちろんいい商品というか自分のニーズに合った商品というのはこれだけ種類あるからこそ存在もします!
しかし勉強して理解しないと何が合っているのか??わからないままとりあえず何か買うか、、、みたいな雰囲気で買ってしまうのでそれだけは絶対止めましょう!
資産運用は理解してなんぼですし、やみくもにやると減らずのがオチです。
そこらへん重々承知の上で行いましょう!!