「MACD(Moving Average Convergence and Divergence)」について解説していきます。
今日は第二回目の投稿ですー♪
※読み方は「マックディー」です。
基本的に私は逆張り派ではないので、トレンドフォロー型のオシレーターを使っていますが、実際相場の転換点で逆張り派にも使えるオシレーターとなっています。
これはなかなか有用なので移動平均線の次にご紹介したいと考え題材としました!
本日は、、、、、
5分で解説!MACDの使い方!
1、MACDって何??
2、MACDの見方
3、MACDとチャートを併せたトレーディングの手法(トレーダービュー)
で解説していきます!
是非「MACDなんて知ってるよー」っていう方も3は見て頂けると嬉しいです。
私が証券会社時代から使っているトレーディング方法の考え方の一つをご紹介しています!
では早速内容に入っていきましょう!
1、MACDって何??
MACDは上記で記載したようにMoving Average Convergence and Divergenceの略語で、トレンドフォロー型でよく使われるオシレーターです。
MACDは基本的に移動平均線と同じ方向で推移しており、計算上は「指数平滑移動平均」で計算されています。
ではここでMACDでよく使われるパラメーターの設定期間をご紹介します。
ちなみにMACDを考案したのは「ジェラルド・アペル氏」という方で彼は「短期」、「中期」、「長期」でパラメータの数値を変更することを推奨しています。
ちなみに設定するパラメーターは「期間1」、「期間2」、「シグナル」という三種類があり、それぞれ、短期はこの数値で、、、と設定することをおすすめします!
「短期」:期間1=6 期間2=19 シグナル=9
「中期」:期間1=12 期間2= 26 シグナル=9
「長期」:期間1=19 期間2=39 シグナル=9
この数値の設定でエントリーポイント(いつ買ったり売ったりするのか)というタイミングも変わりますので必ず設定して、保存しておきましょうね!
2、MACDの見方
MACDのベースとなる見方は二本のラインとヒストグラムがどのように動いているか?またどの位置にいるのか?という点が重要になってきます。
まずその「二本のラインとヒストグラムとは何なのか?」解説しましょう。
(1)MACD=これは「期間1」と「期間2」のEMA(指数平滑移動平均線)の差分をラインで表したもの
(2)シグナル=上記で設定した設定値をラインにしたもの
(3)ヒストグラム=「MACD」と「シグナル」の差分を棒グラフ化したもの
(計算式:MACD」-「シグナル」=「ヒストグラム」)
それでは次に実際のMACDの動きを見て確認しましょう!
下記のグラフをご覧ください。
「MACD」は白のラインになります。次に「シグナル」が赤のライン。「ヒストグラム」が名前の通り、緑色の棒グラフですね。
まずは「MACD」の基本的な見方や判断の仕方をご紹介します。
(1)ゴールデンクロスとデットクロスでトレンドを判断
これは移動平均線をテーマでお話したことと同様の見方です!MACDがシグナルを上抜けした場合はゴールデンクロスと判断し上について行くポジションを構築します。
デットクロスはMACDがシグナルを下抜けした場合に下落圧力が強くなったと判断、下について行くポジションを構築するのがセオリーです。
(2)「MACD」と「シグナル」が0のラインより上に位置しているか、下に位置しているか
これは真ん中ライン(ヒストグラムの中心の部分)を境目にどちらにいるかがトレンドの強さを測る材料となります。
二本のラインがどちらも上に位置していれば上昇圧力が強いと判断できます。日本のラインが0よりも下に位置していれば下落圧力が強いと判断できます。
※上記の(1)(2)が合致するとよりトレンドの確度が増します!つまり、、、
「ゴールデンクロスした後に二本のラインが0よりも上に位置していれば上昇方向でついて行く方が勝てる可能性が高い!」と判断できますね!
(3)ヒストグラムの拡大が止まり反対サイドへ縮小するとトレンドの潮目
ヒストグラムはトレンドが転換するときに最初に現れるサインとなります。(上記のチャートをご覧頂ければご理解頂けると思います。)
つまりそのような動きが見えると、「そろそろトレンドが変わるかも、、、」ということを頭にいれながらトレードしないといけないですね。
ヒストグラムは一番最初にサインが出る分「騙し」と呼ばれるイレギュラーの動きも多く、確率的にそれだけでトレードするのは危険ですのであくまで参考までにしてください。
上記の3つが代表的な見方となります!トレンドの動き方としては、、、
「ヒストグラムの拡大が止まり縮小へ」→「MACDがゴールデンクロス(orデットクロス)」→「MACDとシグナルのラインが0よりも上(下)の位置へ」→「ヒストグラムの拡大が止まり縮小へ」、、、、、
という動きが繰り返す中でトレードに利用していくことになります。
3MACDとチャートと併せたトレーディング方法(トレーダービュー)
それでは「MACD」を説明する最後のコマとして、実際に私がどのように「MACD」を利用してトレードをしており、またどのように組み合わせて見ているかご紹介します。
下記は今年のリップルの日足チャートです。
このチャートを見ながら考えていた頭の中を順序立てて整理すると、、、
1、赤い①の丸で囲んだところで、二番天井を形成している。(もしかして一旦下がるのでは、、と思い始める。)
2、ヒストグラムの拡大が止まり縮小へ
3、MACDのデットクロスを確認
4、62日指数移動平均をローソク足が下抜け
この4つから下落トレンドに入ったと判断しました。
次に「どこでエントリーするか?」ですが、私は移動平均線から乖離したタイミングでは絶対はいりません
そのため62日移動平均線付近まで戻ったら下落を想定したポジションを構築しようと思い、の黄色◯の位置でエントリー。
その後ポジションを保有したままMACDとシグナルのラインが二本とも0より下回ったため、継続保有し、ヒストグラムの拡大が再度止まったところで一旦利食いを行いリターンを確保しました。
結果的にはそれ以上に下落したため、移動平均線を上抜けるまで、待つべきだったか、、と反省したりしながら、復習し次に活かそうとしています。
(※これがトレードする上では一番重要だと考えています。負けた時だけでなく、勝った時もより利益をあげるにはどうするべきだったか?と復習することで、教訓となり次に活かしてトレーディングスキルをあげるのが、相場で生き残る一番大切なことと思っています。)
このように「MACD」だけではなく、きちんと色々な材料からトレンドを判断して、リスクリワード(このくらいの損が出るかもしれないが、期待リターンはこのくらい)が高い状況でトレーディングしたいですね!
トレーディングって答えがなくて、予想外なことが起きるから、その時に自分がどのような行動に出るか?で自分の弱さや、見えていなかった本性が客観的に見えることもあるので、とても面白いなとつくづく感じます。
だからトレーダーって辞めれないんですよね♪