本日は「日本の場合は少し違う?なぜ景気がいいと円安?」となるか知っていますか??
なんで日本は株が上昇すると円が売られるの??
その国の景気がいいから金利を引き上げる→その国の通貨の金利が上昇するからその国の通貨を買っておけば利息が増える!のに、、、、
日本ってよくニュースで「日経平均が上昇したことにつられドル円は上昇(つまりドル高、円安)しました」とか聞いたことないですか?
なんで株高って景気がいいことなのに円が売られるんでしょう??
それは日本独自の経済構造が起因しています。
日本の成長を支えてきた業界ってなんだったでしょうか?それは、、、「自動車」と後は「半導体(ソニーとか東芝とか)」ですね!
これらの企業に共通することは、、、「輸出企業(ざっくりいうと物を輸出して海外の売上が高いところ)」なんです。
輸出企業で日本の景気が牽引されていたことが背景にあるため日本だけは景気がいいと円安になります!(個人的には最近は輸出企業も為替に企業業績が左右されないようにしているため影響は軽微になってはきてると思いますが、、、)
なぜ輸出企業は円安だと業績が上がるのか??
例えばトヨタを例にします!トヨタの決算は3月ですが、1月にアメリカで車を1台1万ドルで100台販売しました。その時のドル円為替レートは1ドル=100円です。
つまりその時の売上高は円に換えるとちょうど100万円になりますね!
3月決算を迎えて1月の1万ドルを円で表記する必要が出てきました。
その時のドル円の為替レートは1ドル=120円です。
そうなると3月決算で表記する売上高は120万円になりますね!
為替レートでドル円が上昇(ドル高、円安=円が売られている)すると売上が上がってしまいました。
こういうトヨタみたいな企業が日本では割合が多いため、日本では株が上昇すると円が売られていき、逆に株が下落すると円が高くなる動きとなります!
このように国々よっては輸出産業が多いと通貨安が恩恵を受けると認識され、それがマーケットコンセンサス(マーケットの中心的な考え方)となり日本の場合は円安=善となっているんですね♪
ドイツとかも自働車産業が多くユーロ安だとその企業の株価って実は上昇するんですよ♪
現在はドイツマルクは廃止され統一通貨のEURになっているためドイツだけで政策が決まるわけではありませんが!
結構こうして通貨の特徴を捉えておくことがFXでは大事ですね!