あまり知っているようで知られていない通貨市場、、、
「ブラジルレアル」!徹底解説します♪
結構日本とは馴染みがある国のようですが、案外「ブラジルレアル」という通貨については知らなかった!と説明して言われることも多い国!
例を出すと「ブラジルレアルは海外(オフショア)では取引できず、全て決済はブラジル国内のみ」とかですね!
では早速勉強していきましょう♪
通貨「ブラジルレアル」とは??
為替市場ってどうなっているの??
まずこれは先ほど冒頭でお伝えした通りなんですが、「ブラジルレアル」は全て通貨の取引はブラジル国内のみなんです!
直物取引(スポット取引)と呼ばれるものについては取引所での取引が流動性が高いんですね!
また対ドルでの決済がほとんどでその他の通貨ペアは取引は乏しいマーケットです、、、
取引時間は朝の9時から夕方6時までとなっています!
国内取引の流動性や取引状況ってどうなっている??
取引は、スポット取引、先物取引、フォワードやスワップ取引、通貨オプション取引等色々ありますが、それぞれどのくらい流動性がありどういう特徴があるのかチェックしていきましょう♪
スポット取引
・流動性は大体USD建て1-2billionくらい
・2005年11月よりスポット取引の上場取引が開始となった
先物取引
・1999年6月に銀行間取引がOKになったものの、機能せず。
フォワード(スワップ)取引
・米ドルのインデックススワップ(米ドル元利金とレアル元利金の受渡が期日に一度しかない通貨スワップの一つの種類)や金利スワップ、あとNDF市場が盛んに取引されている。
・基本的には決済は差額決済のためデリバティブ取引に該当
・このような取引も米ドルとの取引が主流でその他通貨の取引量は少ない
国外(オフショア市場)のマーケットはどうなっている??
基本的にオフショアマーケットではスポット取引(直物取引)は行われていないんですね!
先物市場は債券投信とかのヘッジで使われているため国外でも盛んです!
特徴は下記の通り、、、
・NDF取引中心で1か月ものが一番取引が盛ん!
・出来高は一日2-3billion
通貨オプション市場もありますが、これまたNDO(ノンデリバラブルオプション)がほぼ大半となっています。
ブラジル中銀の為替の管理方法ってどうやっているの??
ブラジルは大きい国なのですがやはりそれでも、新興国と呼ばれる所以もあって、まだまだマーケットは不安定な状況、、、
そのため取引は実需取引に限定されているんですね。
実需取引とは単純に、「ブラジルレアル」という通貨だけ買いたい!はNO!!なんです!
ブラジルの株を買いたいけどブラジルレアルがいるから、買わせて!と言えばOK!
通貨は何かしら商品代金に充てることや支払うことが原則求められています!
これは通貨だけ狙い撃ちにされて売られ始めると止まんない通貨なのでこのように規制を敷いてします!
アジアの新興国(インドネシアとかタイバーツとか)規制の厳しい国も多いんですよね!これもアジア通貨危機があった教訓なんですが!
話は逸れましたが、、、
そのため国内の銀行の中銀から公認を受けている銀行でブラジルレアルは購入することになり、公認を受けた銀行は、その為替取引に妥当性があるの?本当に実需の原則に基づいて債券とか株とか買ったりしてるよね?と報告する義務が出てきます!!
まぁなかなか大変な作業ですよね、、、、
ブラジルの金融政策ってどうなっているの??
最後にブラジルの金融政策ってあまり知られていないので簡単にご紹介します♪
金融制度の決定機関は「通貨審議会(CMN)」となっており、ここで金融制度、銀行の許認可、インフレターゲット等が決められているんですね!
インフレターゲットについては中央銀行が施行権限を持っており、中銀の通貨政策会合(COPOM)で政策金利となっているSERIC金利の決定と次回の政策会合までの政策スタンスが決められています!
SERIC金利とは国債のレポ金利のことになります!
以上簡単にですが、ブラジルの通貨について少しはそうなんだーと思って頂けたでしょうか??
なかなか地球の裏側の国の通貨政策なんて聞くこともないのでまとめてみました!
是非役に立った!と思って頂ければ記事の色んな方にご紹介頂けるととても嬉しいです!!!!
ありがとうございました♪